間違い電話の向こう側

芸術・その他雑記

つげ化

最近は暑すぎて行っていないが、ちょっと前から川に行って石を拾ったりしていて、つげ化が甚だしい。思えば自分は幼少期に石の図鑑を眺めてうっとりしているような子供だった。自分が石が好きだったことなんか何十年も忘れていたのに、三つ子のたましい百までというやつか。おそろしい。

 

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碍子が混ざっている


最初に行ったときは白っぽい石を中心に拾ってきた。やはり俯瞰して眺めていると白い石は目に付きやすいのだ。しかし持ち帰ってじっくり観察してみると、黒っぽい石の方が質感がいい。特にカレーのルーみたいな色と質感の石を好んで持ち帰っており、調べてみると頁岩という石に似ていた(合っているかはしらん)。歩いているとぽつぽつ落ちている。次に行ったときはその種類の石をたくさん拾った。他には真っ白い石英や棒状に割れた楔のような石も見つけた。

 

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カレーのルーではない

それと、河原に下りてすぐの橋のたもとに、何やら光沢のある黒い石が大量に溜まっている場所があり、拾ってみたら黒曜石のようなガラス質の石だった。まさか黒曜石があんな目立つ場所に大量に露出しているわけがないだろうと思って、これも調べてみたところ、溶融スラグという産業廃棄物の灰を固めた資材であることが分かった。廃棄物を再利用するためにアスファルトに混入して処理しているらしい。何か珍しいものかと思って大量に持ち帰ったのに、ごみの塊だったとは。こんなにいらないのでどっかで捨てて来る。