間違い電話の向こう側

芸術・その他雑記

AVとかライトノベルみたいにくそ長いタイトルの作品が増えすぎて週刊誌の表紙みたいで下品だというぼやき

AVとかライトノベルのくそ長いタイトルを見ていると、「タイトル」ってそもそも何だったっけ?という気になってくる。もうタイトルというより設定を全部言葉で説明してるだけじゃないか。長い内容を象徴する一言を短くバシッとつけるからタイトルってかっこいいんじゃないのか。そもそも表現において「説明する」という行為は無粋の極みであって、例えば、読者への露骨な説明台詞を登場人物が長々と話し出すと「こいつ誰に向かって喋ってるんだ」と冷めてくる感覚は誰にでもわかると思う。

 

洋画の国内用ポスターなんかでもそうだが、なんでもかんでも売るために、客に対して手取り足取り親切に親切にしていった結果、なんか週刊誌の表紙みたいな下品なものばかりになってないか。大体こういうのは作者ではなく、編集者とかプロデューサーみたいな人が付けているパターンが多い。作品に対して愛着がなく、売れさえすれば内容なんかどうでもいいとでも思っていなければ、こんなダサいタイトルのつけ方なんかしないだろう。


まあさすがに俺もAVやラノベにまで品性を求める気はないのだが、こういう余計な親切さに気を回すぐらいなら、もう少し内容に気を遣ってほしい。あ、内容に気を遣っても売れないからこんなことしてんのか。でもそういう客と市場の状況を生んでるのは、客の知性を全く信頼していない制作者自身なので、結局同じことだ。